交通事故をおこしてしまうと相手がいない自損事故でも、気が動転してしまうものです。
自損事故でも起こしたら慌てずに周囲の安全を確保し、速やかに警察に連絡しましょう。
例えば、次のような事故の場合は自損事故になります。
1.駐車中にアクセル操作を誤って店舗に突っ込んでしまった。
2.ハンドル操作を誤って電柱や標識にぶつかってしまった。
3.スリップしてガードレールに突っ込んでしまった。
自損事故は『相手がいない』『自分の運転ミス』でおこしてしまった事故のことで、他人を巻き込んでしまうのは『対人事故』となります。
1.法律で定められている
道路交通法で、交通事故を起こした運転者には「警察へ連絡をする義務」があり、事故をおこして通報しないと『法律違反』になり、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金を科せられる事があるので注意が必要です。
2.交通事故証明書を発行してもらうため
『交通事故証明書』とは、交通事故があったことを証明する書類で、自損事故を起こしてしまったという連絡をしなかった場合、交付を受けることができません。
交通事故証明書がないと自動車保険(任意保険)を申請しても、保険会社に拒否されることがほとんどです。
また、事故から数日たって警察に通報しても、交通事故証明書は発行されない可能性が高いので注意が必要です。